地域の公共図書館、利用していますか?
近くにないし…本を返しに行くのも面倒だし…
そんな感じで、あまり活用できていない方も多いかもしれませんね。
私もそうだったのですが、実は図書館では電子書籍を借りることができるのです!
多くの自治体で電子書籍サービスが行われていて、主に電子図書館という名称で呼ばれています。
電子書籍なのに「借りる」って、どういうことだろう??
電子図書館の特徴と利用方法について、詳しく調べてみました。
- 公共の電子図書館って何?基本情報
- 電子図書館で実際に本を借りる流れ
公共図書館で電子書籍・オーディオブックの取り扱いがある
図書館では紙の本を借りて、2週間くらいで返却しに行って…
読みたい本はあまりなく、人気の本はいつ行っても空いていない。
公共の図書館って、そんな印象ではありませんか?
ところが!
最近の図書館では電子書籍の取り扱いがあるのです。なんと、人気のオーディオブックまで。
公共図書館も、知らぬ間に進化を遂げているようです。
電子図書館のメリット・デメリット
電子図書館を利用するメリット
無料で利用できる
電子図書館も公立の図書館なので、もちろん無料で利用することができます。
サブスクの普及によって一冊ごと本を買っている感覚は薄くなりつつありますが、よく考えれば完全に無料ってすごいですよね。
こうして改めて図書館について調べていて、私ももっと普段から地域の図書館を利用すればよかったな…と思いました。
借りに行く手間、返却しに行く手間がいらない
データとして本を借りるので、もちろん紙の本のように借りに行く手間、返しに行く手間はありません。
無料であることだけでもすごいのに、図書館に行かずに本を借りられるなんて…メリットが強すぎます。
ふと気が向いたとき、思わぬ空き時間ができてしまったときにその場で本を選び、借りることができる。
時間や場所を選ばないので、図書館に出向くよりもずっとお手軽に本に触れることができますね。
お住まいの地域に電子図書館があれば、図書館カウンターに行くのは最初の登録のときだけ。
あとはスマホやタブレットで読みたい本を探し、デバイス上で借りることができます。
今すぐ読みたい本がなくても、
見つけたときにすぐ借りられるよう登録だけはしておくといいですね!
手持ちのスマホやタブレットで読める
電子図書館は、お手持ちのスマホやタブレットで読むことができます。
スマホなら普段から持ち歩いているし、思い立ったときにすぐアクセスして読書を始められるのはいいですよね。
同じIDでログインすれば、タブレットでも利用できます。
読みかけの本をバッグに入れて持ち歩く必要もないので、長編小説でも荷物になりません!
本を汚す、紛失するなどの心配がない
借りものの本は、取り扱いにも気を遣います。
汚してしまわないか、折り目をつけてしまわないか。無くしてしまったりしないか。
電子書籍ならそのような心配はいりません。
取り扱いに自信のない人にとっても、電子図書館は気兼ねなく利用できます!
他の人の触った本に抵抗がある…そんな人にも使いやすそう◎
電子図書館を利用するデメリット
借りたい本がないことも多い
流行の本や新しい本などは、電子図書館では借りられないことが多いです。
電子図書館で扱っている本の数がまだまだ少ないため、読みたい本が見つからない…ということもあります。
実際私の地域の電子図書館では、文学カテゴリーの本はまだ200冊ほどの取り扱いしかありませんでした。
新しく追加された本は電子図書館のトップページなどに更新されますので、こまめにチェックしましょう。
人気の本は予約をし、空きを待つ必要がある
電子書籍なんだから、データでなら何人でも同時に読めるんじゃないの?と思いますよね。
私も不思議に思っていたのですが、同時に読める人数を制限するのは出版社や作家の権利を守るためなのです。
本としての取り扱いは、紙の場合もデータの場合も同じ。
読みたい場合はデータをオンライン上で借りる、そして期限がきたら返す。
その本が他の人に貸し出し中の場合は予約をして待ち、順番がきたら借りる。
物理的な紙の本と同じ仕組みで運用されています。
ホームページで見てみると、予約数23人!なんて本もありました。
早く予約をしないと、かなり待つことになりそうですね。
紙の本同様、返却期限がある
先ほどの項目でも触れましたが、基本的に仕組みは紙の本の貸し借りと同じなので
電子図書館の本にも返却期限があります。
とはいえデータなので、図書館に返しに行く必要はもちろんありません。
期限前に読み終わった場合はネット上で返却することでその本を開放するだけ。
期限がきたらそのデータは自動的に返却扱いになり、あなたのデバイスからはアクセスできなくなるだけです。
電子書籍とはいえ誰もがダウンロードできたり、いつまでもアクセスできるようではその本の権利を守ることはできませんよね。
最初は私も電子書籍の貸し借りの意味が分かっていませんでしたが、本の権利について考えてみれば納得です。
オフラインでは利用できない
これも本の権利に関係することですが、電子図書館で借りた本はダウンロードしてオフラインで読むことができません。
あくまでオンラインで、その書籍にアクセスする権利を借りているだけなので
お手持ちのデバイスにデータを落としてオフラインで読むという仕組みにはなっていません。
ネットワークの不安定なところではスムーズに利用できないこともあります。
電子図書館の利用方法
私も電子図書館を利用したい…!
ということで、登録から本を借りる一連を実際にやってみました。
以下は私の住む地域の図書館での流れです
地域ごとに方法が異なる場合がありますので、詳しくはお住いの地域の図書館へご確認ください◎
図書館のカウンターにて、利用券番号を記載した利用カードの発行手続きをします。
図書館ホームページの中に「電子図書館」という項目があるので、そちらを選択。
利用カード番号、パスワードをここに入れてログイン。
「文学」カテゴリーから、新着順に並べて本を探してみます。
借りたい本が見つかったら、右側の「借りる」アイコンをクリックすると即座に読めるようになります。
借りた本と予約した本が記録されています。
予約した本が読めるようになったら、ここの「読む」アイコンに変わるようです。
「読む」をクリックすると本が開き、読書タイムの開始です。
または期限を待って自動返却
※次に予約している人がいなければ、期限を延長することができます
電子書籍リーダーでは読めない?
電子書籍リーダーでは図書館の本は読めません!
対応しているデバイスはWindowsかMac、スマホはiOSかandroidのみ
目の疲れを軽減するために、私は普段から電子書籍リーダーのkindle paperwhiteを愛用しているので
図書館で借りた電子書籍も、Kindleで読めたらいいのにな~
と、ふと思ったのですよね。
Kindleは一応インターネットに接続できるし、なんか、できそうじゃない…??
そう思って調べたのですが、KindleはFire OSというAmazon独自開発のOSなのですね。
そのため本自体がそれに対応している必要がありますが、電子図書館の本はFire OSには対応していません。
残念ながら、Kindleで電子図書館の本を読むことはできませんでした。
そもそも、Kindle paperwhiteはE-インクを使用しているためネットでの動作がとても遅いので
対応していたとしても、ストレスを感じる可能性が高いでしょう。
あまり現実的でない思いつきだったかな…?笑
スマホ・タブレットで快適に読書をするために
電子書籍リーダーは文字の表示にE-インクというものを使用しており、目にかかる負担は紙で読むのとほとんど変わりません。
一方スマホやタブレットの画面は、目に大きな負担となるブルーライトを発しています。
電子書籍リーダーで読めないのならば、スマホ・タブレットで快適に読書をするためにできる対策を探しましょう。
手軽にできる対策としては、ブルーライトカットアイテムを導入することです。
利用できる電子図書館がないときは
電子図書館はどんどん増えてはいるものの、お住まいの地域では展開していないことも…
そんなときは、Amazonの電子書籍、聴く読書のAudibleなどをおすすめします。
無料お試し期間もあるので、読みたい本があるかどうか、ライフスタイルに合うかどうかなど試してみるといいでしょう。
お散歩しながら、聴く読書。
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おわりに
公共図書館で電子書籍を取り扱っていることを知って感動してしまい、この記事を書きました。
まだ展開していない地域があったり冊数も少なかったりしますが、私の地域でも毎月新しい本が追加されているため
じわじわと人気が高まっている気がします。
私もこの電子図書館から、地域で利用できる色々なことに触れていきたいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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