2024年– date –
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ザリガニの鳴くところ|湿地とともに生きるカイア、その孤独は美しく野性的
『ザリガニの鳴くところ』話題の翻訳小説を読みました。 とても瑞々しい自然の描写と、悲しく美しいカイアの孤独。書評 -
本日は大安なり|植えつけられた価値観に気づき、まっすぐに見る目をもちたい
とある結婚式場が舞台となった、カップル4組の晴れの日のお話。エピソード自体が読みごたえがあり面白いだけでなく、人物たちの微妙な心の動きにハッとさせられます。書評 -
あい 永遠に在り|母のように、故郷の山桃のように。夫を強く支えた妻の生涯
蘭方医 関寛斎の妻・あい。 波乱万丈でありながら深い愛に満ち、潔く生きた強い女性の物語です。 なんだか背筋がシャンとのびるような読後。書評にまとめました。 -
アトムの心臓|娘のために進み続ける父と、大きな優しさに満ちた家族
2024年6月に映画化する『アトムの心臓 ディア・ファミリー』。 こんなことが本当にあるなんて。娘を救いたい筒井家の、心震える物語でした。ノンフィクション作品 書評です。 -
私が語りはじめた彼は|心の中にある幻想が、かたちを変えて人生を歪めていく
私が語りはじめた彼は。ある人を中心にまわりの人の人生が歪み、沈んでは浮上し姿を変える。心の中にある幻想とどう向き合うかを問う作品でした。【書評】 -
星がひとつほしいとの祈り|懸命に生きる、切なく可愛い人間という生きもの
タイトルが素敵すぎて手に取ったこちらの本。さまざまな時代・環境の女性のお話が七編入っており、その中から二編について感想をまとめました。 -
あのこは貴族|息苦しい、でも強く自由に歩きたい。女性たちの幸せ
旅行中にも関わらず、夢中になって読んでしまった一冊。どんなに恵まれたように見える人にも、それゆえの葛藤はあるのかもしれないですね。感想をまとめました。
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